月経前症候群の効果的な療法

月経前症候群に効果的な漢方薬

月経前症候群での漢方療法に使われる漢方薬を紹介します。漢方薬は徐々に体の中から整えてくれ、特に女性には高い効果が期待できます。月経前症候群の症状を改善するために漢方はおすすめで、生理不順などにも良いとされます。

 

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は婦人病でよく使われ、大黄、芒硝、桃仁、桂皮に甘草の5種の漢方が組み合わせられており、生理トラブルに有効です。月経前症候群にも効果が高く、不安を鎮めたり、めまいにも効きます。月経前症候群でむくみが起こる方には、余分な水分を代謝させる作用がある五苓散(ごれいさん)が向きます。

 

加味逍遥散(かみしょうようさん)は生理不順でよく処方される漢方として知られ、イライラや不眠などに効きますから、月経前症候群でも精神的な症状が重い方に良いでしょう。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、冷え性や貧血気味の婦人疾患に最適で、生理痛や腰痛、頭痛に効果があります。

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)の婦人病の改善に使われることが多く、生理不順や更年期障害に良くて、月経前症候群に大切な体質改善もしてくれるとしてお薦めしたい漢方薬でしょう。月経前症候群には他にも温経湯(ウンケイトウ)や半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)などもよく、体質や症状に合わせて最適な漢方薬を選ぶようにします。